4年間のカリキュラム

歴史的なものの見方、芸術的な感覚、思索の力を身につけ、各自のテーマを追究する足球彩票の4年間のカリキュラム

4年間の学びの流れ

bunkashi2023-22
画像または下の「カリキュラム表」ボタンをクリックすると、カリキュラム表をPDFファイルでご確認いただけます。
取得可能な免許?資格
●中学校教諭一種 (社会?宗教)●高等学校教諭一種 (地理歴史?公民?宗教)
●司書教諭 ●司書 ●学校司書 ●学芸員 ●日本語教員

1年次

新入生合宿

学科を知り、仲間と親睦を深める新入生合宿を実施

足球彩票では、入学式の数日後に1泊2日で新入生合宿を行っています。学科の新入生全員と専任教員、文化史学会役員の学生が参加します。宿舎では学科のガイダンスの後、教員や先輩のアドバイスを受けながら自分の時間割を計画?作成したり、レクリエーションを通じて先生方の顔を覚え、友達作りの貴重な機会としています。翌日は、宿泊先から大学までの帰りに、名所旧跡を見学して見聞を広めます。
文化史_新入生合宿

文化史学序説

足球彩票で学ぶ学問分野へのオリエンテーション

足球彩票で学ぶことのできる分野(歴史学を中心とした美術史学?思想史学?宗教史学の4分野)の内容と特徴を、統一テーマー例えば2021年度のテーマは「疫病」ーに沿って11名の専任教員がそれぞれの専門の立場から具体的に講義します。
歴史学、宗教学、哲学、美術史など、多岐にわたる分野の中で、自分は何に興味があるのかなどを知り、各自の4年間の学びの方向性を考える授業です。
文化史学序説

文化史学基礎演習

文化史学とは、どのような問題をどのように研究するのかを理解します

文化史学の研究には、歴史学を中心として美術史学?思想史学?宗教史学の4分野の研究方法や基礎知識を学ぶ必要があります。「文化史学基礎演習」は「文化史学序説」とともに、足球彩票の学生がそれらの分野に触れる最初の機会です。
この授業は、1年次生にとっては初めての演習。受動的に授業を聞くだけでなく、積極的に討論し、発表することを通じ、「参加する」授業です。
文化史学基礎演習

2年次

文化史入門演習

「文化史入門演習」は、歴史(西洋史?日本史?東洋史)、美術(西洋?日本)、思想?哲学、宗教(宗教史?聖書学)と細かく分かれています。1年次の「文化史学序説」「文化史学基礎演習」といった学びを通して興味をもった分野の研究方法を学び、史料を読み解くことで基礎知識を身につけていきます。
この時点で1つに絞る必要はなく、興味のある分野を複数履修する学生もいます。
文化史入門演習

概論

概論には、史学概論、美術概論、哲学概論、宗教学概論、聖書学概論の5つがあり、それぞれの分野の基本的なアプローチ方法を身につけることを目的としています。
例えば、史学概論では大学における歴史学の学問的な考え方、美術概論では美術作品を見る際に必要は視点としての「様式論」などを学んでいきます。
文化史概論

講義

各専門分野を深く学ぶ講義は、2~4年次まで履修できます。分野ごと、テーマごとに講義は分かれ、計38程度の授業が用意されています。
例を挙げると、日本美術史講義。これは日本美術に興味のある人が履修する科目です。この分野を専門としている教員が、日本仏教彫刻史、版画の歴史などを取り上げ概観します。歴史の流れにそって画像などを用いて視覚的に追いながら、様式的変遷と歴史を概観しています。
ほかにも西洋美術史講義、東洋美術史講義、東洋史講義、日本文化史講義、西洋文化史講義、宗教史講義、西洋思想史講義、聖書学講義などそれぞれの分野でいろいろなテーマを取り上げ、掘り下げていきます。
文化史入門演習(思想?哲学)

3年次

演習

3年次の演習は歴史、美術史、思想史、宗教史、聖書学など各分野ごとに分かれ、計14程度の開講しています。
各分野、研究文献の読解することを通して、自分の問い?関心を深めるとともに、それについて発表し、討論をします。卒業論文作成を見据え、興味ある分野、そしてその中で特に自分は何に興味があるのかを1年をかけて追求します。
演習

4年次

研究法演習

足球彩票では卒業するためには論文の提出が必須です。
4年間の総まとめとして、各自で設定した卒業論文テーマについて、先行研究?史料の収集分析を進め、発表などを挟みつつ、教員と質疑応答を行いながら論文の作成準備を進めます。
また、卒業論文の中間報告を合宿で行うこともあります。
文化史入門演習

卒業論文

大学で4年間学んだことを土台として、専門領域の研究を深め、卒業論文にまとめあげます。

卒業論文テーマ例
<2022年度>
●全体主義体制下の悪 ―ハンナ?アーレントにおける「思考停止」をもとに―
●東山道武蔵路の変遷からみる古代武蔵国 ―多摩北部を中心として―
●トロイア戦争の多面性 「物語性」?「歴史性」?「教訓性」
●ユディト記の謎 ―なぜ女性主人公でなければならなかったのか―
●宝塚歌劇団におけるレヴューの成立と発展 ―ユートピア性の確立―
●近代日本における白虎隊精神 ―軍国主義に与えた影響―
●河鍋暁斎「閻魔?奪衣婆図」に見る女性性の強調
●束縛から花開くとき タイト=レイシングから考える女性と美
●付喪神の変遷 ―百鬼夜行絵巻をもとにして
●カルロ?クリヴェッリの《受胎告知》について 写実表現を中心に

<2021年度>
● ミュージカル『エリザベート』から見る皇妃エリザベート ―死に愛された彼女が現代の人々を魅了するその訳とは―
● サンドロ?ボッティチェリ作《ヴィーナスの誕生》
● 認知症患者の安楽死における自己決定について
● 神仙思想からみる浦島説話の展開
● ローマ帝国の入浴文化に対するキリスト教の態度
● オランダ黄金時代を照らし出す新来の花 ―マーリア?ファン?オーステルウェイクの描くヒマワリについて―
● 若冲作品に見られる禅の思想
● 太平洋戦争下における特別攻撃と新聞報道
● 民間信仰から見る陸羽の茶神信仰
●『トリスタンとイズー』物語の変遷と中世の恋愛観 ―宿命的な恋をする騎士を人々はどう捉えていたか―
●『千と千尋の神隠し』における水の意味
階段ステンドグラス

1~4年次まで履修できる選択科目の例

本学科では必ず履修しなくてはならない必修、選択必修の授業のほかに、各人の興味にあわせ履修できる選択科目の授業を各分野をあわせ40近く開講しています。

キリスト教美術

この授業では キリスト教図像学の基礎知識を学びます。
西洋美術史を学ぶ際に必須事項であるキリスト教美術の多様な主題とその意味について、基本的な概念などを整理して、基礎知識を習得します。具体例として西洋中世?近世のキリスト教美術の代表的な作例を沢山見ながらわかり易く解説していきます。
キリスト教美術

女性史

テーマは年度によって替わります。
例として2021年度では、激動の近代ヨーロッパを生きた3人の女性、マリー?アントワネット(フランス王妃)、エリザベート(オーストリア皇妃)、クーデンホーフ光子(伯爵夫人)に光を当て、彼女たちの生涯を通じて「移り変わる時代を生きる」とはどういうことかを考えていきました。単に彼女たちの波瀾万丈の人生を追体験するだけでなく、そこに各時代の状況を重ね合わせ、その中で下された彼女たちの「決断」に注目。思考だけでなく感性を働かせることにも主眼を置くため、3人の女性を題材としたミュージカルやドラマなどの視聴覚資料を幅広く使用し、これらの作品に見られる演出や史実との違いにも注目しながら、歴史上の人物をめぐるイメージの作られ方も考察しました。
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平和学

テーマは年度によって替わります。
2021年度のこの授業では、平和学と現代社会を取り上げました。
平和学の観点から直接的暴力および構造的暴力の諸問題を考え、戦争と平和について、歴史と思想を学びつつ、戦争やテロリズムなど直接的暴力に関わる問題を考察。また、暴力と平和について、ガルトゥングの構造的暴力の視点から貧困や格差など構造的暴力の問題を考えていきました。
平和学

死生学

テーマは年度によって替わります。
例えば2021年度のこの授業では、死生学とはなにかを、宗教学?哲学?美術史学?医学?法学?社会学にまたがる概要について学びました。死生学について、①他界をめぐるイメージ(美術史?宗教学?哲学)、②現代医療と死生学、③死と向きあう社会という3つのテーマから理解を深めました。

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例:●昔の年号は珍しい動植物や自然現象が関係していた!?
●パワースポットって何だろう?歴史を遡り、世界各地の事例を調べよう など



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